一時はSNSや若者の間で大ブームを巻き起こした「ラブブ(Labubu)」。K-popアイドルが持ち歩いたり、転売価格が高騰したりと、一気に人気キャラクターの仲間入りを果たしました。ところが最近では「ラブブはもうオワコンじゃない?」という声もちらほら…。この記事では、なぜラブブが“オワコン”と呼ばれるのか、その背景と今後の可能性を分かりやすく解説します。
ラブブの人気はどこから始まった?
ラブブは香港出身のアーティスト・Kasing Lung氏が生み出したキャラクター。POP MARTが手がけるブラインドボックス形式のフィギュアで、何が当たるかわからないワクワク感が人気を後押ししました。
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SNS映えする独特のビジュアル
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K-popアイドルやインフルエンサーが愛用
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限定モデルやシークレットの存在で転売市場が盛り上がる
これらの要素が重なり、コレクター心理をくすぐり、一時は入手困難になるほど注目を集めました。
ラブブが「オワコン」と言われる理由
1. 需要のピークアウト
SNSでの拡散力が鈍り、以前のように爆発的に話題になることが減っています。流行のサイクルが早い現代において、“飽き”が訪れるのも早かったのです。
2. 過剰供給で希少性が薄れた
当初は「レアだから欲しい」と言われていたラブブですが、シリーズ展開や再販が増えたことで“特別感”が弱まったと感じるファンも少なくありません。
3. 転売市場の崩壊
かつては高額で取引されていたシークレットモデルも、最近は相場が落ち着きつつあります。投資目的で参入していた層が離脱し、「オワコン感」が広がる一因となっています。
4. 偽物・コピー品の氾濫
人気の裏返しとして偽物が大量に出回り、正規品の価値や信頼性が揺らぎました。購入者の不満が増え、「ブームが終わった」と感じる声につながっています。
5. ブランド疲れ
コラボや新シリーズが乱発され、“また新しいの?”と逆に冷めてしまう人も。タピオカブームのように、過熱しすぎたトレンドは一気に失速するリスクがあります。
それでも「完全なオワコン」とは言えない理由
とはいえ、ラブブ人気がゼロになったわけではありません。
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POP MARTの売上の柱として依然大きな存在感を持っている
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限定モデルやコラボ商品は今も高い注目を集める
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コレクター同士のコミュニティが根強く存在する
つまり“オワコン”というよりは、「過熱期を過ぎて落ち着いた」と言う方が近いでしょう。
今からラブブを買う価値はある?
ラブブはブームとしてのピークは過ぎたものの、ファンアイテムとしては十分楽しめる存在です。むしろ今は転売価格が落ち着いているため、過去に欲しかったシリーズを手に入れるチャンスとも言えます。
ただし購入時は偽物に注意し、正規店や公式オンラインでの購入をおすすめします。
まとめ
ラブブが「オワコン」と言われる背景には、流行のサイクルの早さ、供給過多、偽物問題などがありました。しかし完全に消える存在ではなく、ファンやコレクターに支えられながら新たなフェーズに入ったとも考えられます。
これからは“投資対象”ではなく“好きだから持ちたい”という純粋な気持ちで楽しむのが、ラブブとの賢い付き合い方かもしれません。
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